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板室の風

すかんぽをおやつ代わりに噛みしめた
    貧しかったけれど美しい日々(下野新聞入選歌)

 私は、ついに六十歳に到達・・・・・・。そうなんです。この雑文集は、還暦の記念号なのであります。農業高等学校を卒業し、サラリーマンを二十年やる。この間に組合、会社など八つの法人を渡り歩く。が、しかしいずれも中途半端で上手くゆかず、勤人を断念す。
 結局のところ、使われるのも下手、使うのも下手。組織と調和できない己を知悉する。よし、原点に戻ろう、ということで二年間ほど、農林業に従事する。先生はその道のプロである両親であった。

板室の風
著者 天空昇兵衛
本体価格 2,500円
ページ数/判型 290/4/6判上製
ISBN/分類コード 978-4-907846-59-6 C0039
本の紹介 郷土(那須・板室)を中心に日頃書きためた67篇を一書にまとめたエッセイ集。

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