大正文学断想―芥川龍之介を核として―

著者 | 石割 透 |
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本体価格 | 5,000円+税 |
ページ数/判型 | 282/ A5判上製 |
ISBN/分類コード | 978-4-907282-84-4 C3095 |
発行日 | 2022年9月30日 |
本の紹介 | 芥川龍之介を渉猟する愉楽、 谷崎潤一郎、宇野浩二、江戸川乱歩… 大正文学の園を気儘に散歩する喜び ●芥川龍之介 「羅生門」「鼻」「開化の良人」「歯車」他 ●谷崎潤一郎 「刺青」「白昼鬼語」「痴人の愛」他 ●江戸川乱歩 「人間椅子」「怪人二十面相」他 ●宇野浩二 「蔵の中」「苦の世界」他 |
目次内容 | Ⅰ 芥川文学・渉猟する愉楽 一 〈声〉がたちあがる時─芥川龍之介ノート― 二 〈漱石・芥川〉神話の形成─一枚の「新思潮」同人の〈写真〉から─ 三 「羅生門」─〈髪〉に纏わる〈蛇〉と〈女〉― 四 「鼻」─〈噂〉〈笑い〉に焦点をあてて─ 五 「開化の良人」─〈心〉という密室、〈社交〉という広場─ 六 芥川龍之介「歯車」を読む 七 〈完成稿〉に隠されたもの─「芥川龍之介資料集」を読んでⅠ 八 「羅生門」「鼻」の底を流れるもの─「芥川龍之介資料集」を読んでⅡ Ⅱ 大正文学・気儘なる散歩 一 変装と仮面─芥川・乱歩・谷崎など─ 二 〈小説〉が〈小説〉を批評した時 三 宇野浩二の文学─この魅惑的なるもの─ 四 宇野浩二「苦の世界」─〈絵を描かない画家〉の物語─ 五 皮膚の〈図像学〉─谷崎潤一郎「刺青」─ 六 谷崎潤一郎「白昼鬼語」─〈虚〉と〈実〉のアラベスク─ 七 谷崎潤一郎「痴人の愛」、そしてストリンドベリ、ド・クインシー、「写真の趣味」など 八 江戸川乱歩「人間椅子」─「私」でしかない、或る職人の悲哀─ 初出一覧 あとがき 人名索引 |
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