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現代女性作家読本〈第2期・全10巻〉

A5版並製・各巻平均160頁・定価(本体1,800円+税)

江國香織

江國香織
編者 現代女性作家読本刊行会
ISBN/分類コード 978-4-907846-71-8 C0095
目次内容 「草之丞の話」―〈つめたいよるに〉風太郎の〈話〉/『綿菓子』―児童文学の広がりと恋愛幻想への視点/『きらきらひかる』―性・性差・性役割を超えて/『温かなお皿』―《癒し系》フェミニズムとしての江國テクスト/『ホリー・ガーデン』―暗闇のなかのもう一人の気配/『なつのひかり』―《子供》と《恋愛》の軸を手がかりにして/「流しのしたの骨」―「普通」の家族であること/『落下する夕方』あるいは落剥する執着/『ぼくの小鳥ちゃん』―トライアングルの均衡/異人たちとの夏休み―〈すいかの匂い〉が思い出させるもの/『神様のボート』に乗って―一度出会ったら、うしなわないもの/「冷静と情熱のあいだRosso」論―その基礎的研究/『薔薇の木枇杷の木檸檬の木』―〈恋愛エネルギー〉の生成/『ウエハースの椅子』―絶望を生きるという覚悟/『ホテルカクタス』―心地よい抗い/『東京タワー』―彼女との関係、彼らとの関係/それは消えたわけではない―『いつか記憶からこぼれおちるとしても』/『号泣する準備はできていた』の小説構造/あらかじめ失われた恋人たちへ―『スイートリトルライズ』/『思いわずらうことなく愉しく生きよ』―そんな家訓はいらない? /『間宮兄弟』―草食系兄弟のフツーの日々/『赤い長靴』の憂鬱―日和子のくすくす笑い/『すきまのおともだちたち』―成熟のない世界の中で/「ぬるい眠り」―〈青い夕方〉からの脱却の試み/「がらくた」/「左岸」における生の原理/幸福の感触、幸福の時空間―江國香織のエッセイ
江國香織 主要参考文献
江國香織 年譜

長野まゆみ

長野まゆみ
編者 現代女性作家読本刊行会
ISBN/分類コード 978-4-907846-74-9 C0095
目次内容 はじめに/『少年アリス』―夜合樹の下のアリスと蜜蜂/モードとしてのテクスト―『月の輪船』/『学校ともだち』―「少年」の危機と、「大人」から見た〈思いがけない発見〉の正体/『螺子式少年』―アンチ・レプリカント・ノスタルジー/『夏至南風』―腐りつつある/腐女子的童話―『行ってみたいな、童話の国』/『カンパネルラ』―賢治先生・まゆみ先生と行く〈銀河鐵道〉の旅(※オプショナルツアーあり)/旅する欲望―『都づくし旅物語 京都・大阪・神戸の旅』/「夏期休暇」―兄と弟の物語/『鉱石倶楽部』―空虚で美しいイメージの横溢/「夏帽子」/境界を超える躰―長野まゆみ「新世界」/エバー・ネーミング・ストーリー―『兄弟天気図』覚書/『青い鳥少年文庫』シリーズ/「サマー・キャンプ」―躰と意識のはざまで/大人のなりかた―『ぼくはこうして大人になる』/選び抜かれた美の領域―『絶対安全少年』の世界/『猫道楽』―隠語の詩学、あるいは〈猫〉を飼わないという作法/「ユーモレスク」の導く終わり、始まり/「コドモノクニ」―背景としての自分史/『紺極まる』―性と性の〈界〉に見る少年と〈おとな〉/「紺極まる」―紺が極まった先に/現在形の世界―『よろづ春夏冬中』の文体/「春夏冬中(よろづあきないちゅう)」/タマシヒは時を超えて旅をつづける―『時の旅人』/『箪笥のなか』―家族のつながりの物語/『となりの姉妹』―蛇の縁もしくは神話の磁場/
長野まゆみ 主要参考文献
長野まゆみ 年譜

よしもとばなな

よしもとばなな
編者 現代女性作家読本刊行会
ISBN/分類コード 978-4-907846-83-1 C0095
目次内容 はじめに/「満月」論―〈伊豆〉のみかげと〈山麓〉の雄一/「ムーンライト・シャドウ」―〈偶然〉の〈ハシゴ〉を上り詰める物語/バナナ的エクリチュールが生産するバナナ的空間―『うたかた』の恋と「海の底」/『TUGUMI』論―故郷への憧憬/〈夜の底〉から〈夜の果て〉へ―吉本ばなな「白河夜船」論/〈物語じゃない人生なんて。〉―「N・P」/『N・P』―百物語の失敗/ばなな文学の確立/『短編集 とかげ』―身体性への信頼/『アムリタ』―「虚構のリアル」の時代と吉本ばなな/『マリカの永い夜/バリ夢日記』―テクストの旅・〈夜〉の輝き/SLY―現実の旅から小説の旅への離陸/『ハチ公の最後の恋人』―脚の先にあるもの/カリフォルニアの光と影―『ハネムーン』/ハードボイルド・ハードラック/『不倫と南米』―不倫からも南米からも遠く離れて/マニエリスム的歪み―『体は全部知っている』/「ひな菊の人生」―植物の喩による再生の物語/終末の光景と虹―卒業制作「ムーンライトシャドウ」から「虹」へと貫く希望/『アルゼンチンババア』―魔女にして聖母/「王国その1 アンドロメダ・ハイツ」―サボテンというメディア/『ハゴロモ』―羽衣伝説としての川/「幽霊の家」論―〈積み重ねられたもの〉への導き/「王国その2 痛み、失われたものの影、そして魔法」―それぞれ違っているからこそ?/「海のふた」―ささやかな反乱の〈hajimari〉/『High and dry(はつ恋)』―《瞬間》と「時間」と《作品》/『なんくるない』―食べることは生きること/『王国その3 ひみつの花園』―「自然」への回帰と性愛の回避/『みずうみ』における自然・生命・母性―川端康成『みづうみ』との比較/『イルカ』論―〈海〉に還る/(ひ)とかげ/逃れ続ける、気配のあわい―『チエちゃんと私』/流れゆく時間と心を解き放つ光と/『彼女について』―知解することの意味/『どんぐり姉妹』―二人であることの夢と現
よしもとばなな 主要参考文献
よしもとばなな 年譜

恩田 陸

恩田 陸
編者 現代女性作家読本研究会
ISBN/分類コード 978-4-907846-91-6 C0095
目次内容 はじめに/生きている「学校」─『六番目の小夜子』/『球形の季節』─球形の季節を取り戻すための物語/『不安な童話』─本格ミステリーの様々な意匠/〈待っている人々〉のための物語─『三月は深き紅の淵を』/肯定のミステリー─『象と耳鳴り』論/『夏の名残りの薔薇』あるいは藪の外の薔薇/月の裏側─二番目のオマージュ/『ネバーランド』論─愛情の拒絶とネバーランドの崩壊/『麦の海に沈む果実』─記憶とトランク/『上と外』について─息もつかせない展開と一筋の光と/擬似心中と「さまよえる」人間心理─恩田陸『puzzle』論/「ライオンハート」─魂のタイムトラベル/『MAZE』─永遠に続く一瞬/『ドミノ』試論/「黒と茶の幻想」―記憶を再生する〈森〉・身体で〈歩く〉ということ/「劫尽童女」に見られる時代との共振性/「ロミオとロミオは永遠に」─ロミオの脱走、ジュリエットの夢想/事実と「真実」が交叉する場所―『蛇行する川のほとり』論/「まひるの月を追いかけて」論─視点人物の変容/『クレオパトラの夢』―非存在と存在の/谷崎潤一郎へのオマージュとしての『禁じられた楽園』/「Q&A」―〈見える〉〈見られる〉世界を突き抜けて/「夜のピクニック」─傷ついた家族の再生の物語/『木曜組曲』のてんまつ―恩田陸と川端康成/『ユージニア』論─メディア・リテラシーを問う物語/『蒲公英草紙 常野物語』論―〈にゅう・せんちゅりぃ〉・「別世界」・「たんぽぽ」/『ネクロポリス』─〈融合〉の小説空間/『エンド・ゲーム 常野物語』論―不条理な世界観を投影するアンチ・ロマン/『チョコレートコスモス』―自己表現し成長する女、インスパイアされる男/『中庭の出来事』─不可知の円環/内在平面におけるパサージュ─恩田陸の『朝日のようにさわやかに』を読む/『木洩れ日に泳ぐ魚』―ある一枚の〈家族〉の写真をめぐって/塚埼多聞は世界の秘密に耳を傾ける─『不連続の世界』の連続と不連続/『ブラザー・サン シスター・ムーン』論―変転する人生の物語/『訪問者』─恩田ミステリの嗜み方/世界はあわいを目指す─『六月の夜と昼のあわいに』/〈幽霊屋敷〉の夢想としての現在─『私の家では何も起こらない』/「猫と針」─ミステリーはドラマの母たりうるか
恩田陸 主要参考文献
恩田陸 年譜

角田光代

角田光代
編者 現代女性作家読本刊行会
ISBN/分類コード 978-4-907846-95-4 C0095
目次内容 『幸福な遊戯』─《遊び》の終焉への視点/「ピンク・バス」の不思議/「学校の青空」─学校の空は青いか/『まどろむ夜のUFO』─「幻想」と「現実」の狭間で/青いインクの小説─『ぼくはきみのおにいさん』/『カップリング・ノー・チューニング』─ノー・チューニングな記憶と花火/『草の巣』─ここではないどこかへ/『みどりの月』─異形の女神への憧れ/リロード・ノベルとしての児童文学─『キッドナップ・ツアー』を読むということ/『東京ゲストハウス』─疎外論、あるいは旅を語ることの困難をめぐる物語/『地上八階の海』─不在の〈兄〉と〈父〉の不在/『菊葉荘の幽霊たち』─「空っぽ」の「わたし」と部屋/『あしたはうんと遠くへいこう』─未来への志向性/かなしみの原質をかかえた詩人のまなざし─「だれかのいとしいひと」を読んで/『エコノミカル・パレス』─どこにもいけない/見つけられなかった答えはスクリーンの中に─『空中庭園』原作と映画化を比較して/『愛がなんだ』─名づけようもない関係性の発見/『All Small Things』─思い出話の無理と意味/「トリップ」─〈トリップ〉から〈トラベル〉へ/『太陽と毒ぐも』─男と女の間には/『庭の桜、隣の犬』─〈ゼロ〉の世代、という絶望/固有名の詩学が織りなすテクスト─角田光代の『対岸の彼女』を読む/『この本が、世界に存在することに』 本ある人生─まとわりつく本・追い求める本/『Presents』─名前と涙/『森に眠る魚』あるいは虚構に宿る真実/「ドラママチ」─移動と内省のドラマ/失われた「楽園」を求めて─『夜をゆく飛行機』論/『彼女のこんだて帖』─小説のレシピ/『薄闇シルエット』/「八日目の蟬」─「母」と「母性」をめぐる物語/『ロック母』論─家族間における他者性の承認/『予定日はジミー・ペイジ』/他者の欲望を生きること─『三面記事小説』の倫理/『マザコン』─〈ちいさな母〉である私と、〈不完全な女〉である母が共振する時/連作短篇集『福袋』の世界─異物からはじまる物語/わちゃわちゃした人間関係─『三月の招待状』/そのバスは悪意へ─『おやすみ、こわい夢を見ないように』/「くまちゃん」─〈ふられ〉て成長する大人の物語/『ひそやかな花園』─〈だから私たちは話そうとするのではないか〉/『なくしたものたちの国』─喪失の寂しさとの付き合い方/『ツリーハウス』論─「逃げる」という生存の哲学をめぐって/「かなたの子」─母子未分に死生未分/『曾根崎心中』論─初のをめぐるドラマ/『紙の月』─構成が支える「基準」
角田光代 主要参考文献
角田光代 年譜

宮部みゆき

宮部みゆき
編者 現代女性作家読本刊行会
ISBN/分類コード 978-4-907282-01-1 C0095
目次内容 はじめに/『パーフェクト・ブルー』─〈俺〉が《聴く》物語/心理的ではないものへ─「魔術はささやく」が語りかけてくるもの/『我らが隣人の犯罪』─記号化された《子供》目線/ジグソーパズル見物は楽しいか─『レベル』論/『龍は眠る』─そこに居ない〈彼〉の物語/耳から内在化される七不思議─「本所深川ふしぎ草紙」/明瞭な〈悪〉と暗鬱な〈正義〉─「スナーク狩り」/「火 車」─商品を成り立たせる平成のプロット&昭和のストーリー/『長い長い殺人』——財布からこぼれ落ちた虚像/『とり残されて』論——〈生〉と〈死〉の〈中間の世界〉を彷徨う/『ステップファザー・ステップ』─〈双子〉的世界のステップファザー/『淋しい狩人』─謎解きの切なさと優しさ/『地下街の雨』——天気と裏切り/『初ものがたり』─捕物もある人情小説/宮部みゆきと超能力ヒロインたち——『鳩笛草』論/メタ・ミステリーとしての『人質カノン』/『蒲生邸事件』——歴史のなかの今/「理 由」─ノン/フィクションの境界と「不安」の様相/『クロスファイア』─孤独な魂を癒すものはなにか/『ぼんくら』─時代ミステリーの新境地/『あやし~怪~』——戯画化された現代社会/『模倣犯』/『R.P.G.』/「あかんべえ」―反感と共感の間の色彩/『ブレイブ・ストーリー』——「心の闇」に迫るファンタジー/「作家の死」を遠く離れて─宮部みゆきの『誰か』を読む/『ICO──霧の城』─停まる時、流れる時/『日暮らし』─三太郎・弓之助という個性/『孤宿の人』/『楽 園』/『おそろし 三島屋変調百物語事始』論——不可避な罪悪感からの解放/成長する少女が紡ぐ英雄の物語——『英雄の書』/『小暮写眞館』の面白さ/物語の闇とともに─『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』/『おまえさん』─ミステリーを包み込む人情の力/ゲームのためのゲーム——『ここはボツコニアン』の文法ないし使用案内/『ソロモンの偽証』─時代への問いかけ
宮部みゆき 主要参考文献
宮部みゆき 年譜

桐野夏生

桐野夏生
編者 現代女性作家読本刊行会
ISBN/分類コード 978-4-907282-08-0 C0095
目次内容 はじめに/桐野夏生が野原野枝実だった頃―〈ロックする心〉の美学/『天使に見捨てられた夜』―“キャラクター小説”と“小説”の狭間で/『ファイアボール・ブルース』―女子プロレスする小説/『水の眠り灰の夢』―「村野ミロ」の父たち/脱出への過激な夢―桐野夏生『アウト』/『錆びる心』論―狂気と生気の狭間/「ジオラマ」―ポストバブル時代のひそやかな欲望/『柔らかな頬』―その特異性の問題/『ローズガーデン』/『光 源』―関係性としての怒り/光と匂いの戯れ 月と花の饗宴―桐野夏生の『玉蘭』を読む/切り捨てて生きる美しさ―『ファイアボール・ブルース2』/『ダーク』/桐野式『リアルワールド』にOUT&INする/「グロテスク」―ナルシシスムの怪物の物語/『残虐記』―『柔らかな頬』の系譜として/桐野夏生『I’m sorry, mama.』/『白蛇教異端審問』―小説教信者の告白/対極にある物語―「魂萌え!」と「女坂」/『アンボス・ムンドス』―世界を二つに分かつ時、そこに生じるはあなたの〈悪意〉/『冒険の国』―未来への冒険/『メタボラ』―メタボリズムの実践/『東京島』―「わたしのママは凄い人」/黄泉の国の女神イザナミ―『女神記』/『IN』が抹殺したもの/「ナニカアル」―偽装の中の心情/『優しいおとな』―愛を求めて「移動」する少年/『ポリティコン』―(反)ユートピアのゆくえ/『緑の毒』―羊頭狗肉、また楽しからずや/半分の『ハピネス』/それぞれの戦争へ、小説の狼煙を―『発火点 桐野夏生対論集』
桐野夏生 主要参考文献
桐野夏生 年譜

坂東眞砂子

坂東眞砂子
編者 現代女性作家読本刊行会
ISBN/分類コード 978-4-907282-16-5 C0095
目次内容 はじめに/『死国』の作家/四国の作家─追悼坂東眞砂子/児童文学作家としての出発─「メトロ・ゴーラウンド」を中心に/二重化される相姦の図─『狗神』/『蛇鏡』論─“代償”ということ/『蟲』―〈サンクチュアリ〉の誕生/『桜 雨』/『屍の聲』─〈ここ〉にいる〈私〉は誰?/『山 妣』─伝奇と実存/『満月の夜 古池で』あなたは誰と出会う/『旅涯ての地』/『葛橋』というトポス─日本の伝承的世界の継承/『13のエロチカ』─性にまつわる神話を破壊する女たち/ゆらぐ「私」のありか─「道祖土家の猿嫁」/『曼荼羅道』—立山信仰との〈交錯〉/『夢の封印』─欲望と幻想の物語/「わたし」─迷走期の「原点」探し/『善魂宿』/欲望とノイズ─『快楽の封筒』/『春話二十六夜 岐かれ路・月待ちの恋』─《性愛》の遠景/『梟首の島』—日本人らしさと自由との相剋/『魔 女』(旧題『血と聖』)─『血と聖』から『魔女』へ/『異国の迷路』─「理不尽」な世界構築の端緒/『天唄歌い』─〈生霊〉の島の、〈真の〉女たち/『鬼に喰われた女』―甦る今昔物語/流浪する「声」の行方—「パライゾの寺」論/『花の埋葬 24の夢想曲』─〈夢〉へ誘われる〈わたし〉/『傀 儡』─非農業民と仏教と/土俗から砂金を掬いあげる作家─坂東真砂子の『狂』を読む/『見知らぬ町』─日常にひそむ「見知らぬ町」への入り口/忘れることと忘れないでいること─「ブギウギ」と日本の敗戦/自由民権運動へのオマージュ─「やっちゃれ、やっちゃれ!─独立・土佐黒潮共和国」/「天狗小僧魔境異聞」─再生のモチーフとしての〈カオ〉/『逢はなくもあやし』─「朱花の月」との比較及び「待つ」こと/『くちぬい』─〈くちぬいさま〉の呪縛/「欲 情」─欲情への供犠/『恍 惚』─力の陶酔/『朱鳥の陵』─鴆の夢、権力の夢/「隠された刻」─悪神の生きる村
坂東眞砂子 主要参考文献
坂東眞砂子 年譜

山本文緒

山本文緒
編者 現代女性作家読本刊行会
ISBN/分類コード 978-4-907282-19-6 C0095
目次内容 はじめに/〈だけど、共感はしなかった。〉─「パイナップルの彼方」の女たち/『ブルーもしくはブルー』─もうひとりの「私」とは何者か/『きっと君は泣く』─物語に仕組まれた罠/『あなたには帰る家がある』─帰る場所としての〈家〉/『眠れるラプンツェル』/『ブラック・ティー』論/『絶対泣かない─あなたに向いている15の職業』─自己のアイデンティティー確立に向けて/『群青の夜の羽毛布』─再生産されるミソジニー/顕微鏡的生を生きる作家の眼─山本文緒の『みんないってしまう』を読む/ほんとうの自分を探して─山本文緒の『シュガーレス・ラヴ』を読む/『紙婚式』─「ともに生きる」ことの困難/「恋愛中毒」─這い寄る「狂気」/『落花流水』─落花を流す水─流水の削る岸/『プラナリア』─「どこかではないここ」に浮遊する魂/『ファースト・プライオリティー』/『アカペラ』─関係性の病い/『なぎさ』─終わらない─終われない

『きらきら星をあげよう』─転校生という名の嵐/「野菜スープに愛をこめて」─精一杯のおもてなし/『まぶしくて見えない』/『ぼくのパジャマでおやすみ』─鏤められるモチーフ/学園恋愛小説〈ハート〉シリーズの光と影─「黒板にハートのらくがき」を中心に/『ドリームラッシュにつれてって』─彼女たちの特別な時間の終わり/『おひさまのブランケット』─〈幸福〉の物語二編/未来への鼓動を数える、はじまりの『カウントダウン』/少女小説から見る『チェリーブラッサム』の季節/『ココナッツ』─〈閉じこめられた嵐〉をつれて
山本文緒 主要参考文献
山本文緒 年譜

林 真理子

林 真理子
編者 現代女性作家読本刊行会
ISBN/分類コード 978-4-907282-24-0 C0095
目次内容 『星に願いを』―〈誰にも、私の心をメチャクチャにする権利なんかないのに〉/自意識が目にしみる―『葡萄が目にしみる』を読む/「最終便に間に合えば」を読む―直木賞受賞に値するエンターティンメント小説/「愛」という幻想―「身も心も」/『胡桃の家』―批評性が凶器に転じる/『ファニーフェイスの死』/『失恋カレンダー』―青春を謳歌するヒロインたち/男に焦土での記憶を求める女―日本のバブルと『戦争特派員』/時代を切り抜く林真理子流〈野心〉―『茉莉花茶を飲む間に』を読む/二人で一人、〈野心のすすめ〉―『満ちたりぬ月』/『幕はおりたのだろうか』―舞台の外の〈生〉/知られざる傑作―『本を読む女』/『ミカドの淑女』―《妖婦》下田歌子の光と影/欲望を盗み合う、群雄割拠の世界―『トーキョー国盗り物語』/『文学少女』―カモフラージュとしてのゆがみ/『白蓮れんれん』―窃視を利かせた官能の物語/家族をめぐる承認とトリップ―『素晴らしき家族旅行』/『女文士』/性を突きつける―『断崖、その冬の』の女と男/あざ笑えない屈託―麻也子はなぜいつまでも「不機嫌な果実」のままなのか/『みんなの秘密』―〈不道徳〉のススメ/『葡萄物語』/『ロストワールド』―〈声〉は生きているか/「花探し」―林真理子が描く愛人の悲哀/野心と原風景の「東京」―「一年ののち」と映画「東京マリーゴールド」/「ミスキャスト」―〈純な心〉の戦慄/『初夜』―多くの共感と心地良い理解困難感/『聖家族のランチ』―聖家族とカニバリズム/『年下の女友だち』―〈傍観者〉である〈私〉/「anego」―その無償の原理/「野ばら」―傷つき成長する人間のドラマ/『知りたがりやの猫』論/『アッコちゃんの時代』―小悪魔アッコちゃん〈バブル期の伝説〉と〈魔性〉性/幸福な女優―『RURIKO』について/『綺麗な生活』―本音の物語/仰ぎ見る女たち―『下流の宴』/「秘密のスイーツ」論―昭和十九年の蒸しパンの味/『アスクレピオスの愛人』―「完璧な女」と医師たち、四十女たち/『フェイバリット・ワン』―〈ギャルソン〉を目指さない「女の子」の再構築のすすめ
林真理子主要参考文献
林真理子年譜

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