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京極夏彦

京極夏彦
編者 ミステリー研究会
本体価格 1,500円
ページ数/判型 160/菊判並製
ISBN/分類コード 4-907846-11-8 C0095
本の紹介 現代に<江戸>を蘇らせる作家、<江戸の怪奇>を現代に伝える作家。京極夏彦は妖怪・怪奇を好んで書く作家である。研究会では、怪作家・京極夏彦の謎解きをしてみることにした。
本の概要 目次
◆作家・京極夏彦の世界 (7篇)
三文字姓名探偵の系譜―金田一耕助・御手洗潔・中禅寺秋彦/水木しげると京極夏彦/京極堂シリーズと村上春樹/京極夏彦と二階堂黎人/京極堂シリーズと<戦後文学>/百物語と安倍晴明―京極夏彦と古典/〈音引き〉の世界―京極夏彦の文体考
◆京極夏彦を観る、読む (5篇)
妖怪たちの「場」―京極夏彦論/〈私〉という病―「瓶長―薔薇十字探偵の鬱憤」を読む/「厭な子供」の読まれ方/『ルー=ガルー 忌避すべき狼』の少女たち/京極夏彦はなぜ直木賞作家になれない?―偉大な世紀末マニエリストの憂鬱
◆『魍魎の匣』を読む (6篇)
『魍魎の匣』瞥見/魍魎の匣の妄想/ミステリー論としての『魍魎の匣』/現代の陰陽師・京極堂『魍魎の匣』を中心に/『魍魎の匣』雑感/京極夏彦の小説―『魍魎の匣』ほか
◆ 『姑獲鳥の夏』を読む (10篇)
眩惑する言語―「姑獲鳥の夏」へのエスキス/『姑獲鳥の夏』―恋文、日記、母、川端康成など/闇をひらく―『姑獲鳥の夏』序説/『姑獲鳥の夏』と陰陽道―〈いざなぎ流祭文〉をめぐって/『姑獲鳥の夏』―「関口巽」という「私」/京極堂とそのグループについて―『姑獲鳥の夏』を読みながら/「京極堂シリーズ」と「リアル」/「我輩は猫である」と「姑獲鳥の夏」/もうひとつの『ドグラ・マグラ』―『姑獲鳥の夏』
◆ 『嗤う伊右衛門』を読む (6篇)
『嗤う伊右衛門』―その面白くやがて哀しき世界、に魅せられて/合理と非合理のはざまで―『嗤う伊右衛門』の魅力/『嗤う伊右衛門』/『嗤う伊右衛門』―お岩恋物語/「嗤う伊右衛門」の叙情性について/『嗤う伊右衛門』について
◆ 『巷説百物語』を読む (6篇)
〈過去〉を舞台とすることについて―〈巷説百物語〉シリーズを中心に/『巷説百物語』の粉本―上田秋成と京極夏彦/『巷説百物語』小論―傍観者になり得ぬ百介/『飛縁魔』考―重層化された巷説の世界/内と外の位相―「小豆洗い」を読む/「小豆洗い」の手法
◆ 『どすこい(仮)』を読む (6篇)
京極夏彦『どすこい(仮)』―「四十七人の力士」を中心に/『どすこい』の堪らない持ち味/とめどなく太る―『どすこい(仮)』/どすこい(仮)/「京極夏彦」の〈怪〉―「ウロボロスの基礎代謝」

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